フランス領ポリネシア旅行記
お金がいくらあっても足りません。フレンチポリネシアって広大なのねー。

2013/3/7(木) 159日目 (再)フレンチポリネシア人の所得
【本日の行程:ランギロア環礁】

本日はブルーラグーンと呼ばれるシュノーケリングツアーに行って見ました。
「ラグーンの中のラグーン」と言われていて、飛行機から見るとこんな感じ。
この一筋の島の列の中で少し不規則に並んだ真ん中らへんのところ。



実際に行ってみると、こんな場所だよー。













ところで、今日のスタッフさん(22歳)は将来の夢が「海外に行くこと」なんだって。
家にはテレビもDVDプレイヤーも無いとか。

あれ?フレンチポリネシア人って、
年に一回ラスベガスに行っちゃうほど金持ちじゃないの?
つーか大卒の初任給、16万弱って言ってなかったっけ??


同じ宿に、フランス本国から来た教師がたまたまいたので、改めて聞いてみました。



我「前にフレンチポリネシア人が年に一回ラスベガスに行くって言っててたまげたんですが、
今日のツアースタッフさんは家にテレビもネットも無いって言ってたの。どっちが普通なの?
大卒の初任給は14万フラン(16万弱)って聞いたんですけど。」

フランス人「全体の5%くらいしか大卒じゃないんだよね。だから普通はみんな漁に出たりして、つまりはそんなに収入はないの。
ツアースタッフの方が普通だと思う。」

我「え!5%?それって大学費が高いからいけないとかですか?」

フランス人「フランスは大学の学費も無料。だってクレイジーな税金はらってるからね。
ただ、フランス本国に行かないといけないから飛行機代が最低で往復2500ユーロ以上かかるし、
学費は無料でも滞在費とか生活費とかにお金がかかるから、結局大学に行けないんだよね。」

我「やっぱりお金の問題なんですね。」

フランス人「あとね、学力はすこぶる悪いよ(笑)ゆったりした場所だからね(笑)だからそもそも大学に行く子が少なかったり。
あと、フランス本国の子供は喧嘩ばっかするし、何か言ってもNO!って言って荒れるし本当に大変だけど、
フレンチポリネシアの子供は喧嘩しないしなんでもYES!って言って言うことを聞くからとっても楽なんだよね。
でも、みんな義務教育が終わったら漁をしたりとか自然の生活に戻っていくわけ。
で、フレンチポリネシアの子供達に、
なんで勉強が必要なのか?って聞かれるんだよ。

本当に困るよね。だって実際にここの子達は勉強が役に立たないことが多いんだもん。
みんな自然な生活に戻って行っちゃうから。」



あー、それは本当に回答に困るわー。
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