イスラエル旅行記
キリスト教とユダヤ教とイスラム教。

2012/11/30(金) 72日目 宗教って難しい
【本日の行程:イスタンブール ⇒ アンマン ⇒ エルサレム】

ヨルダンに着きました!

ヨルダンの首都、アンマンには有名な日本人宿、「マンスールホテル」がございます。
朝7時半に宿に着き、早速質問。

我「イスラエルに行きたいんですけど、いつ行ったほうが良いですかね?」

スタッフ「今日、っていうか今すぐ行ったほうが良いよ!

我「え!?」

ス「明日は土曜日、明後日は日曜日。国境の開いてる時間が短縮されちゃうんだよ。」

我「えー!!!」




【イスラエルへノースタンプで行こう!】

イスラエルの入出国スタンプがパスポートにあると、
熱心なイスラム教の一部の国に入国できなくなります。
シリアとかスーダンとかイエメンとかパキスタンとか。
まあどれも今行けるような国じゃないけど。

逆に、これらの国のスタンプやビザがあると、イスラエル入国の難易度が上がるそうです。

私、敵対国のイランビザ、ございます。。



手順は簡単。

【1】ハローで満面の笑みでご挨拶。
【2】二言目に必ず「ノースタンプ」と言う。


通常であればここまででOK!
しかし今回はさらにもう一手間。

【3】「ごめんなさい、イランビザ持ってるんです。。」
とすかさず申し訳なさそうに謝る。


さすがに入国管理員の方の表情が曇りました。
その後の質問は。

・そのビザはもう使ったの?今から使うの? → もう使いました。
・何日間くらい行ったの? → 一ヶ月弱です
・どうしてイランに行ったの? → 観光です。
・観光にしては長いみたいだけど、何をしてたの? → トルクメニスタンのビザの取得手続きのため

あとは、TPOに合せて表情を笑顔と謝罪の顔に変えていけばOK!
ここで失敗すると別室送りでさらに質問攻めに遭うそうです。

今回は成功したのか、書類を二枚記入します。

・1枚目はノースタンプ希望者が全員書く書類
こちらは名前や誕生年、イスラエルの目的地などを書きます。

・2枚目は若干問題ありの人が書く書類
こちらには、今回の旅行で行った国の名前と期間、イスラエルでの宿泊先、イスラエルでの知人の有無などを書きます。

パスポートを預けて書類を書いたらひたすら待つ!
だいたい40分くらいでパスポートが無事帰ってきて、
ノースタンプで入国できました!!

イランに行った後でもイスラエルに入れます!
旅人の皆様、ご安心ください。



イスラエルのエルサレム、そこは、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地が集まる場所。
いろんな宗教が時代を跨いでこの地に拠点を置いたのですね。
宗教に熱心ではない日本人でも、一度はどんな場所なのか見てみたいと思うことがあるはず!

せっかく近くに来たから、行ってみたかったんだよねー。




金曜日にこの地に赴くと、イエス・キリストが十字架を背負って
処刑台まで歩んだ道をたどる行事に参加できます。
この道をヴィア・ドロローサと言うそうです。
これは金曜日限定らしいので、狙って行くのもアリかも!



ここでイエスが最初に躓いた場所です!
など説明しながら歩くんですが、全部英語だから意味不明。
地球の●き方に完璧な解説があるので、それを片手に行列に参加するのがおすすめです☆



行列は最後に「聖墳墓教会」のイエスの墓の前で終了。
ここがキリスト教の聖地ですよ!
そもそもこの教会がゴルゴダの丘の上に建ってるんだって。
ここでキリストが十字架に磔の刑を処されたんですね。



この岩の上にキリストの遺体が置かれたそうです。
ありがた・・・、いや、そういうものでは無いですね。。






ユダヤ教の聖地、「嘆きの壁」にも行ってみました。

この壁って何なの?
どうやら、昔ここにユダヤ教にとっても大切な神殿があったけれどもローマ帝国によって壊され、
唯一残ったのがこの西側の壁なんだって。
そういう歴史的背景から、この壁が聖地になっているらしい。



ここに入るとき、男性は帽子を被らないといけないそうです。
入り口には白い小さな帽子がいっぱい用意されているので、こいつを一つ、頭に乗せましょう。

ユダヤ教のお祈りもまた特徴的。







体を前後に揺らすんですよねー。
本を読んだり、何かを唱えたりするの。



しかしですね、一番圧巻だったのは、でした。





すげー人。
この人たち、全員がユダヤ教かー!!
皆で肩を組んで歌ったりしています。
なんか思ってたよりもエネルギッシュな宗教なのね。



今日は行けなかったけど、ここにはさらにイスラム教の聖地もあります。

キリスト教とユダヤ教、これだけで十分濃い土地柄なのに、さらにイスラムも絡むのか。。
これは、、相互理解とか、平和とか、たぶん難しいんだろうな。。

ここに来ると、平和の難しさを感じてしまうのでした。
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