ネパール旅行記
トレッキングに挑戦するものの、いつ心が折れるか心配です。
折れるなら帰りが楽になるよう、早めに折れて欲しいなぁ。

2012/10/20(土) 31日目 エベレストトレッキング15日目~さよなら編&まとめ~
【本日の行程:ルクラ ⇒ カトマンズ】

朝。宿のドアをノックする音。

我「はい。」

シ「おはよー。」

我「どうしたの?」

シ「プレゼントがあるんだ。はい!」

そうして渡してくれたのは、一枚のスカーフのような布でした。



我「ありがとう!これ、なんていう名前なの?」

シ「これはね、カタ、って言って、シェルパ族の布なんだよ。ほら、ここに円の模様が入ってるでしょ。」

我「本当だ!」

シ「今日はちょっと忙しくて空港まで見送れないかもしれないから、念のため来たんだ。」

我「そうなの!?」

シ「もし行けるようだった空港に行くね!別れた後もメールとかするから!」

我「うん!」







【まとめ】

〈お金関係〉
・ポーター代 一日900Rs×12日分+ボーナス2500Rs=13300Rs
・食費・宿泊費・雑費など全て含む=37000Rsくらい(なぜなら現地では全部含めて5万Rsくらい無くなってたから。)
・飛行機代 260USD(しかし死亡事故を起こしたシータ航空利用。)
・両替はナムチェまでならできるがレートは悪い。
・ナムチェにはATMがあるので、クレジットカードやキャッシングカードで現金を引き落だせる。合理的。
・ナムチェには郵便局があるので葉書も出せる。

〈電化製品関係〉
・充電は、カメラのバッテリーを全部で3個用意しましたが、途中で充電できるので2個で問題なさそう。
・パソコンは持っていかないほうが良し。かさばるし、充電料金がかかるので費用対効果は低い。
・ただし、iPhoneやスマートフォンなど、Wi-Fiのできる携帯は利用価値があるので持っていくべし。
・Wi-Fiはだいたいどこの村でも通っているが、基本的に分単位の課金制で高い。ナムチェまでは比較的安い。
・携帯の電波は入らないところも多いが、ゴラクシェップなど主要な村では繋がることが多い。
・携帯SIMは便利なので事前に買うべし。チャージは500Rsで十分。ネパールの電話代はとっても安い。

〈宿〉
・100Rs~500Rsくらい。ほとんどの宿が200Rs。
・宿の宿泊費は安いが、客の食事代でお金を稼ぐシステム。
・宿泊先以外の宿で夕食と朝食を食べると1000Rsくらいの罰金が課されることもある。
・昼食は別に宿泊先の宿で食べなくても良いみたい。
・よって、本格的な食べ物の持込や調理は基本的にNG。
・ただし、ゴラクシェップやゴーキョなど頂上付近はそういった規制は緩い。
・よって、ビスケットやチョコレートなど、行動食を大量に持っていく方が無難。
・部屋が汚いか綺麗かはその山小屋次第。
・大抵、掛け布団が一枚だけ用意されている。
・山小屋の主人は良い人が多い。田舎万歳。

〈トイレ・シャワー〉
・トイレは汚い所の方が多いので、綺麗なトイレを見つけたら出し切ること。
・トイレットペーパーは付いていないので持参するか購入。
・トイレは桶の水を汲んで流すのが大多数。洋式トイレがあるところが多い。和式も健在。
・シャワーは冷水だと氷水を浴びるような苦行で非現実的。ホットシャワー350Rs~を利用。
・ホットシャワーは湯量に制限があるところとないところがある模様。
・つーか、5日間くらいシャワー浴びなくても大丈夫。乾燥してて自分の体臭に気が付かない。
・浴びるなら日中。ホットと言ってもぬるいことがある。あと、どんなに熱くてもやっぱり外気が寒い。

〈服・洗濯〉
・カトマンズでも買えるが、着慣れたものを日本から持っていくのが無難。
・防寒着は入念に持っていく方が吉。最低気温は日本の関東の真冬くらい。
・寝袋は-20度対応くらいでないと辛い。カトマンズで買うととっても安いし、それで十分。
・プロの方は肌着類は2セットだけで、毎日洗えば足りるとおっしゃってました。
・足がものすごく臭くなるので、靴下は5セットくらい持って行った方が良い。

〈食事関係〉
・思ったよりも不味くないし、高くもない。高いメニューでも最高700Rsくらい。
・基本的に昼食は食べず、朝と夜をしっかり頼みました。
・飲食(特にミネラルウォーター)はけちらず頼みました。
・結局、気をつけていたら下痢にはなりませんでした。
・外れが少ないメニュー⇒ベジモモ、シェルパシチュー、ヌードルスープ全般、スープ全般、ジャガイモ料理全般
・まぁまぁイケルがずっと食べると飽きるメニュー⇒フライドヌードル
・宿により当たり外れが激しいメニュー⇒ポテトモモ、パスタ、ピザ
・一度は食べておきたいメニュー⇒ヤクステーキ(実態はヤク肉のハンバーグ)



〈ポーター関係〉
・流しのポーターの相場は一日750Rs。(ガイドの相場は分かりません。)
・どのくらい経験があるか、どこまでガイドしてくれるかで、政府公認か、どのくらい英語が喋れるか、
チップは含まれているか等で料金は上昇。

・カトマンズの旅行代理店に行くと必ず下記のように脅される。
「もし高所で荷物を持って走って逃げられたらあなたはどうするんですか?」
「何かあったとき、旅行代理店を通してれば安心、最悪うちに連絡すれば良い。」
「何かあったとき、流しのポーター(ガイド)を信用できますか?」

・旅行代理店を通して雇ったガイドを見たけど、
あんまり英語を喋れなかったり、足を怪我していてナムチェでガイドが代わったりしていた。
・旅行代理店で頼むとガイドを一日20USD計算くらいでお支払い。
・でも実際に現地ガイドに渡ってるのは一日1000Rsだった。
・つまりカトマンズの旅行代理店が一日600Rsくらい持っていってるっぽい。

でもやっぱり何か事故った時、怖いよね。
どうされるかは自己責任でよろしくお願いします。


〈カトマンズでの手配について〉
・泊まっている宿のツアーオフィスで申し込む前に、
他店の相場を確認すること。

・基本的にぼったくりだし、予約後は態度を変えてあんまり親切でなくなる。
・店員の笑顔は全部作り笑い。世の中お金です。そんなおもてなしの心0%、下心だけの接客が多い。
・当たり前ですが、3~4軒まわって相場を確認してから申し込むこと。





結論:お金はカトマンズからルクラへの往復飛行機代含み全部で15日間、8万円くらい。
そのうちポーター代は15000円くらい。
現地で使ったお金は、ポーターと宿・食事・雑費合わせて、一日3500円くらいかかってました。

必要なお金の計算方法:
飛行機代+3500Rs×(トレッキング日数+予備日数2~3日分)


下界の生活を味わえるのは“ナムチェ”まで。




【おまけ】

〈シェルパ語〉
こんにちわ = ツゥシデレイ
ありがとう = トゥチェ/トゥチェラ
Let's Go = ザ(ンッ) THE、の後に、舌を勢いよく引きながら「ム」を意識しつつ口を閉じて「ん」の形を作る感じ。

〈ネパール語〉
こんにちわ、さようなら = ナマステ
ありがとう = ダンニャバード


※ガイドさん、ポーターさんにはシェルパ族以外にも、ライ族出身の方などもおり、
やっぱり言語が全く違います。
適宜、言葉を変えましょう。
面倒くさかったら公共語のネパール語を使えば間違いなし!




感動を濁す、汚い話をいっぱいしちゃったね☆
でもこういう情報、必要でしょ?
だけどネパールトレッキングは本当に最高だから、
一生に一度は挑戦してみてね☆





シェルパ君はちゃんと空港にお見送りに来てくれました!
最後にまた会えてよかった!

彼のおじさんは本物のエベレストのガイドをやってる人で、
エベレスト登頂を8回くらいやってるんだって。
そして今もまたエベレストベースキャンプで次のアタックへ待機中。

そんなおじさんにはガイドの依頼がたくさん来て、
そのいくつかを振り分ける形で今回のシェルパ君はいつもガイドの仕事をゲットしているらしい。

そんな彼も、いつかはエベレストに登頂したいんだって!
登頂したら必ず連絡してね!とお願いしておきました。
何年後に連絡が来るのでしょうか、今からとっても楽しみです。


本当に、ありがとうございました!
またいつか、必ず来ます!!






カトマンズへ撤収!
今回は予定時刻より二時間遅れだけで飛びました。
シータ航空は死亡事故を起こして不人気なので、前日座席予約でも乗れました。
他の航空会社は予約で溢れてリコンファームしていても乗れない人がいたみたいです。
その場合は翌日の飛行機で。
日程は余裕を持っていたほうがいいみたい。



カトマンズに着いて。



「おふくろの味」で、から揚げ定食!ウマ!



「桃太郎」で、チャーシュー麺!ウマー!
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