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| 地球の歩き方 ｖｓ ロンリープラネット |
私はガイドブックを持って行く派です。
日本人なら世界旅行に行くとき必ず購入を検討するガイドブックがあります。
地球の歩き方！
もう海外旅行者ならツアー客から個人旅行まで、誰もが手にする超老舗です。
しかし、地球の歩き方には数多くの不満が聞こえてきます。
・情報が古い
・地図が正確でない
・情報量が少ない
そのため、一部の旅人からは地球の迷い方という不名誉なあだ名が付けられております。
しかしそれはしょうがない。
常に変わっていく世界中の旅行情報を正確に集めるなど不可能なのです。
近年の個人旅行者、バックパッカーは減少の一途をたどり、
地球の歩き方も貧乏旅行向け商品からリゾートガイドブック商品へと戦略をシフトしています。
皆さんが買わないと、むしろ地球の歩き方が無くなってしまうかも！！（←大げさ？）
さて、そこでよく比較されるのが、
ロンリープラネットです。
このガイドブックはあるイギリス人夫婦のバックパック旅行情報本が原点で、
なによりも物凄い情報量と豊富な地域ラインナップが魅力です。
そして噂に違わず、だれがそこに行くの？みたいなトケラウの渡航情報まで書いてありました。
ではどちらを買うべきなのでしょうか？
実際に両方とも海外で使ってみた感想をレビューします。
■取り扱っている国・地域数対決
ロンリープラネットの勝ち！
圧倒的に違います。地球の歩き方シリーズにはソロモン諸島なんてございません。
またロンリープラネットは長期旅行者向けの、
「貧乏旅行者向けシリーズ」(on a Shoestring、正確には低予算版という意味らしい)があり、
とっても実用的です。
南米大陸、アジア、南太平洋、など、地球の歩きかたでは昔発売されていた、
大陸・地域別の分厚い本シリーズもロンリープラネットでは健在で、
地球の歩き方よりも持ち歩く本の数が少なくてすみます。
■日本語による説明
地球の歩き方の勝ち！
実はロンリープラネットにも日本語版があります。
こんなの↓
でも、日本語版はラインナップが少なく欲しい地域がないんですよねー。
■情報の正確性
両者引き分け
地球の歩き方は確かに誤情報があります。（特に南米ものがひどいらしい。）
しかし、外人に聞くと、「ロンリープラネットは情報の間違いが多すぎる！」と言ってました。
結局、旅行情報に正確さというのは無理があるのだと思います。
■情報量の豊富さ
ロンリープラネットの勝ち！
地球の歩き方には全く触れられていない観光地情報が豊富。
宿情報も豊富。ここは確かに勝てません。
■写真の多さ
地球の歩き方の勝ち！
外人は写真が載っているかどうかあまり気にしないようですが、
日本人としては写真がたくさんあるガイドブックの方が好き！
ロンリープラネットは写真がほぼなく、文字情報ですべてを決めなければなりません。
そもそもカラーページが少なくほぼ白黒なので、面白みに欠けます。
その点、地球の歩き方は、ホテルの外観や内装、
ツアー会社のスタッフさんの笑顔、吸い込まれるような絶景の写真が豊富で、
どこに何があるのかとてもイメージしやすくなっています。
カラーページも多いので、ちょっとした読み物しても最適。
■日本人のための情報量の多さ
地球の歩き方の圧勝！
どうでもいいかと思いきや、最も重要なのがこれ。
日本食が食べたい！しかしロンリープラネットには載っていない！
わたしはこれで何度も、他の日本人旅行者が味わった日本料理の味を逃しました。
今でも悔しくてたまりません。
ピザとかパスタとか食べ飽きたの、米と醤油が食いたいの！
そんな希望に応えてくれるのが地球の歩き方です。
また、日本人宿情報も多いので、
困った時の駆け込み寺を予め確認しておくのもよし。
そしてこれが最後にしてもっとも重要なポイント。
■希少価値（日本でしか買えないのかどうか）
地球の歩き方の勝ち！
そう、ロンリープラネットは日本で買い逃しても、
世界中で売っているのでいつでも買えます。
しかし、地球の歩き方は日本でしか買えないのです！
つまり、一度買い忘れると、旅行中に買い足すことができない代物なのです。
これには私も盲点でした。
ロンリープラネットはニュージーランドでもブラジルでも買い足せたのに、
地球の歩き方は日本人の旅人に貰ったり交換したりする以外に入手方法はありません。
■結論
地球の歩き方は行く地域のものを一通り買い、
ロンリープラネットは欲しくなったら現地で購入！
内容の良い悪いは一長一短なので結論は永遠に出ない！
以上、個人的なガイドブックのレビューでした。
皆様、良い旅を！
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