サモア旅行記
れっつらサモア。

2009/3/15(日) 8日目 親切を綱渡ろう。
【本日の行程:マナセ ⇒ サレロロガ ⇒ ファレアルポウタ ⇒ ファレアルポ】



ここ、タヌビーチファレは世界で有名なロンリープラネットに掲載されているらしく、
やっぱり白人さんはたくさんいます。
なんと初日は30名以上泊まってました。
結構大きい施設なんですね。

しかし、そこそこ美味しい現地料理が宿泊費に含まれてて
雰囲気も良く居心地も良さげです。



結構年配の単身旅行者います。

いくつになっても旅は青春ですよね。

おっと、50歳くらいのイタリア人♂が、
同年代の白人♀をレンタカードライブに誘っている!
白人♀(推定年齢50代)、OK出したー!


いいですね、いつまでも若い心を持ち続けたいですね。




と、人様の恋愛事情をながめつつ、
宿の受付のお姉さんに今後の旅程について相談する。

我「お姉さん、ファレアルポに行って世界で最後の夕日を見たいんですけど。」

お姉さん「バスはこっから直接行くのは無いから、一度港に戻らないといけないわ。」

我「え?島を一周するバスに乗った方が早くないですか?」

お姉さん「島を一周するバスは無いのよ。全てのバスは終点まで行って帰ってくるの。」

我「えー、じゃあ次の港行きのバスは何時ですか?」

お姉さん「バスはしばらく来ないわ。」





きたよきたよ、またバス無いのかよ、バス少なすぎだろ。


姉「あ、そういえばイタリア人の男の人がレンタカー借りてたわよ。港に行くって言うから乗せてもらいなさいよ。」

我「え?でもめっちゃナンパしてましたよ?」

姉「ねえ、この子を一緒に港まで乗っけてってくれるわよね?」

イタリア人「えっ!?」





ということで、デートの邪魔をすることになりました。

すみません。






イタリア人と白人のおばさんの車に乗って無事港まで移動。



続いて一番西まで行けるバスを探す。

バスの運転手
「この時間はもうファレアルポに行くバスはねえぞ。
一泊して次の日のバスに乗るか、ファレアルポウタっていう一番近い場所まで行って
そこから歩くかのどっちかだな。」



歩く決意をする



バスに乗り、出発まで二時間待つ。
バスに乗ってぶらりガタコトサモア旅



一番西の手前、ファレアルポウタ、という場所で下りる。
他にサモア人も数人一緒に降りる。

バスの運転手
「こいつらもファレアルポ方面に一緒に行くからついていくと良いぞ。」



一緒の場所で降りたサモア人A
「ファレアルポ行くの?かなり遠いけど、歩いていくの?」

我「はい、何時間でも歩こうかと。」

A「そうかー。方向が一緒だから一緒に行くよ。」

サモア人B「××××××××」

サモア人Bは英語を話さない様子。
結局、サモア人A、サモア人Bと三人で歩く。
サモア人、優しいぜ!















一時間後



暑い。

死ぬほど暑い。

バックパック15kgが重くて死ぬ。


予想通り、サモアは灼熱の国でした。
歩いても歩いても目的地らしき場所につかない。




サモア人A
「じゃあ俺、ここの村だから。あとはこいつ(サモア人B)について行って。」

じゃあねーと笑顔で立ち去るサモア人A。

英語を話さないサモア人Bと意思疎通できないまま、

愛想笑いを継続しつつ歩行再開(涙)










一時間後

いっこうに着く気配がない。
車が一台横を通る。

あー、あれにヒッチハイクして乗れれば良いのにー。


サモア人B、その車をヒッチハイク、
見事成功し、車が停車!



どうやら知り合いだったらしい。
何やらサモア語で会話している。

サモア人B、車に乗れとジェスチャー。

マジか!!






乗る





サモア人Bは車に乗らずに発車。
お前は乗らないのか!?
待て、この車はどこに行くんだ!?



サモア人はニコニコ手を振ってこちらをお見送りしている。

これでファレアルポに行けるんだろうか?
運転手さんに話しかけてみる。


我「あのー、ファレアルポに向かってますか?」

運転手「にこにこ」


運転手も英語を話さないことが判明。

もう不可抗力だよ、どうにもならないよ。

流れに身を任せてしばし乗車。









30分後

奇跡、ファレアルポに到着!

結論:サモア人Bは超良い人!








まさかこんなに人の親切を綱渡りするとは思わなかった・・・。

みなさん、ありがとうございました!











さて、肝心の世界最後の夕日を見るべし。


実はファレアルポは正確には世界で一番西ではありません。

ここからさらに歩いた場所にある岬が世界で一番西です。

また歩くのか。辛い。

だらだら歩き、岬の近くへ。






岬の近くで現地の少年に遭遇。

世界の最西端は岬に住む家族の土地であり、
土地に入るために入場料が必要であることが判明。




つーか今日、雲に隠れて夕日が見えない。



挫折、延泊決定。






ココナッツ生い茂るオフロード。

夜真っ暗な道を歩く。

ここ、暴漢とかいないだろうか、マジ暗い、怖い。





宿に到着。

宿の主人に、危ないじゃないかこんな遅くまで!と注意される。


宿の主人
「こんな暗い中で ココナッツが上から降ってきたらどうするんだ!
避けられなくて危ないじゃないか!!
頭に当たったら死ぬぞ!!」







え?そこなの!?暴漢とかじゃなくて!??
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