サモア旅行記
れっつらサモア。

2009/3/20(金) 13日目 サモアのパパん。
【本日の行程:アピア】



サモア最終日。
なんだかんだで二週間弱の滞在はあっという間に終わりを迎える。
飛行機は日付を跨いで翌日早朝のため、今日はめいっぱい首都アピアでだらだらする。








アピアでホームステイさせてもらっている人は、
「マタイという親族の長みたいな人」
くらいの情報しかなく見た目は怖いが、実際は良い人。

「お前を私の息子のように面倒みてやるぞ。自分の家のようにくつろいでくれ給え。」

と言われたので、お言葉に甘えてだらだらする。
もはやサモア人のパパが新しくできたかのようにくつろぐ。


この家は結構古いが、
テレビは衛星が入っているためアメリカのドラマやニュースなどを見ている。
サモアのパパは朝は4時に起きて教会に行ってる。
気づけばパパの友達が家にいて、だらだら話していたりする。
このパパの友達はサモア人だけどニュージーランドに住んでいる。
サモア人はニュージーランドの永住権を取得しやすいのだろうか。

パパの家にはXboxがあり、息子が時々遊んでいる。
つーか、サモア人はノートパソコンやiPodを持っている人もいて、
それなのに家はぼろかったりインフラが整ってなかったりする。

間違いなく発展はしていないが、
未開の地というには程遠く、案外近代化している側面もある。


んでもってパパは、熱心なキリスチャン。

サモアは熱心なキリスト教の国で、
電気も水もなさそうなど田舎にも不釣り合いな立派な教会があったりする。


まあ、しっかり入念に布教されましたしね。

愛読書はバイブルってリアルなんですね。
真剣に世界は神が創ったんですね。
ええ、もうそういうことでこの場はいいでしょう。







家にいるときは、
・テレビを見る
・友達と駄弁る
・聖書を勉強する
という感じで過ごしており、働いてなさそう。

もうリタイアしたのか、そもそもマタイなら働かなくていいのか、
そこらへんの諸事情は謎である。






↑時間があったので近所の博物館に行ってみる。






↑せっかく最終日なのでリッチにピザなど食べてみる。







夜。

サモアのパパが教会に連れて行ってくれるという。

キリスチャンでもないのではっきり言って教会など全く興味がないのだが、
パパははりきっているので断る理由もなく、とりあえずついて行く。

立派な教会の薄暗い聖堂の中で、神父様がサモア語で有難いお言葉を話しているらしい。
ふむふむという顔しながら内心ぼけーっとしていると、
サモアのパパが神父様の前に私を引っ張っていく。






我「ちょ、パパ、なんすか!?」

パパ「明日、日本に帰るんだろ?じゃあ神父様に無事帰れるように祈祷してもらおう!」

我「えっ?あっ、はい、うぇっ!?」

パパ「××××××××××××!(サモア語)」

神父「××××××××××××!(サモア語)」

我「??」

神父「無事に日本に帰れますように神のご加護を、ゴットブレスユー。」

我「さんきゅぅ。」





うーん、異教徒でも効果あるのかなぁ?






パパ「良し!お前はこれで立派なキリスチャンだ!」

大満足な顔でニコニコするパパ。

ぱぱっ!!
聞いてないよ!
いつから私はキリストにご縁のある存在に!?
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