トケラウ旅行記
トケラウ行の船はガチで長い。。世界の最果てへようこそ。

2011/2/5(土) 86日目 航海2日目(→ファカオフォ→ヌクノヌ)
【本日の行程:船泊 ⇒ ファカオフォ環礁 ⇒ ヌクノヌ環礁】

あー、揺れてる。。
24時間以上船に乗るって初体験です。。



【朝食】8時頃
肉そぼろパスタと食パンとアイス





そんなこんなで、10時頃、やっと環礁が見えてきました。
最初の環礁、ファカオフォです。
ここは許可を貰っているので、優雅に上陸。
レディーナオミは客船である前に貨物船なので、
資源の少ない環礁の住民にとって重要な積み荷を降ろす間、ちょっとだけ訪問。



ファカオフォ環礁の居住区は主に2つの島から成り立っているようで、
2島の間には橋などがなく小さなモーターボートで移動している模様。
乗客が最初に降り立つのは教会などがある小さな島で、15分くらいで一周できてしまいます。
違う宗派の教会が1つずつ、計2つあるのはファカオフォだけなんだとか。
たらたら歩いていると、ちょっとお茶でもいかがとお姉さんに勧められてコーヒータイム。
そんでもって13時頃に出港。



短い滞在のおかげで、線上での昼食を逃しました。。くっ。。
ゴミ箱の残飯から推察するにカレーだったようです。





さて、船にはいろんな人が乗っています。

【其の1:フィジー人】
南太平洋大学サモアキャンパスに通い、農耕、作物関係を調べるために来た大学生。
なんでも環礁での農耕を卒業論文にするのだとか。
他にも環礁はあるのになんでトケラウなの?と聞いてみると、
サモアから一番近かったから、とのこと。
うん、確かにそうですね。。


【其の2:ツバル人】
詳しい事情までは聞き出せなかったのですが、なぜか家族そろって大移動。
ツバルからトケラウに1年間滞在予定でこの船に乗り、
そのあとはニュージーランドに行くのだとか。
彼らの目的は。。


【其の3:祖父がトケラウ人で親がニュージーランド人で育ちはオーストラリアのご家族】
おー、白人!!家族そろってご旅行ですか!!と聞きたくなりましたが、
お父様がトケラウに大学を建設する事業に携わっているようでして、
その関係で8か月間トケラウに滞在するとのこと。
この家族に限ったことではないのですが、南太平洋はとにかく移住が多くてどこが出身地なのか微妙。
生まれた場所、育った場所、働いてる場所、家族が住んでる場所が全部違う国なんてザラで、
これが全て違う言語圏だから3~4ヶ国語喋るなんてことも。
大抵は、お金や言語習得などの目的でニュージーランド、オーストラリアに行くケースが多いみたい。


【其の4:親がトケラウ人でオーストラリア育ちの少年】
親の実家に帰るケースです。
トケラウに買って6年間住むことになるらしく、ちょっと不服そう。。


【其の5:アタフォ環礁で医者をやってるトケラウ人】
我「いやー、それがアタフだけ許可が降りてないんですよー。」
医者「おー、私はアタフに住む医者なんです。
じゃあ私が許可を出せるから、許可を出してあげるよ。

ちょっとまてぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっっ!!!!!!!!!
おい!!あなた、何者よ!!俺の3週間は一体なんだったの!??
イマイチ詳細が掴めないものの、許可を出してくれるっていうんだからアタフに行くことに決定。









そんなこんなで次の環礁、ヌクノヌに到着。
話を聞くに、どうやら予定では最初の環礁は夕方まで荷下ろしに時間がかかる予定だったらしく、
今日は荷物が少なく早く終わったので、予定よりも早く出港したらしい。
そんでもって予定より早くヌクノヌに着き、今日はここで停泊。
希望者は上陸して陸の上で泊まることができるらしい。
せっかく上陸許可も出てる環礁だし、そんなの降りたいに決まってます!
早速船を降りようとする。と。

「KONNICHIWA!!KONNICHIWA!!!!」
どこからともなく雄叫びが聞こえます。。
話しかけてくれたのは、元国連職員のトケラウ人お兄さん。

「あんた日本人?おーこんにちわ!!で、今日どこ泊まるの?決まってないならうち来なよ!
え?お金なんて要らないよ、無料で泊まらせてあげるYO!!」

ということで、上陸前に宿泊先が決定。。もう南洋人、愛してます!






ヌクノヌ環礁の主な居住区は2つの島からできているようです。
船荷を降ろす方の島がFale島で立派な教会があったりします。
そして橋でつながっているもう一方の島がMotuhaga島。
その先にはドイツ人の医者がいる病院があったりします。
ドクターコトーよりレベル高いな、ドイツ人!!

お部屋にベッドまで用意して頂き、就寝。


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