トンガ旅行記
クジラのシーズンじゃないのにクジラで有名なトンガに来てみました。クジラなんているわけありません。
トンガはとっても近代的。発展途上国なんて呼ばせません!!

2011/1/10(月) 59日目 毎週月曜日はカバナイト☆
【本日の行程:ヌクアロファ(トンガタプ)】



はい、曇り時々雨です。
今日は一日暇なので、博物館などというものに行ってみました。
中でも興味深かったのは、カバについての神話。

皆さん、カバってご存知ですよね!!
南太平洋で広く愛されている、あの泥水のような不味い液体です。
お酒を飲むと気分が高くなったり鬱になったり、人それぞれですよね。
カバを飲むと、それはもう体がゆるーくなって、だらーっとリラックスした状態になるのですよ!

神話によると、ある部族長が小さな島に行ったとき、
その島の住人がもてなそうとしたがそこには食料がなく、
ある夫婦の娘Kava' onauちゃんを焼いて食べてもらおうとしたが、
さすがにそれは食えんでしょって拒否されました。
その後、娘の死体から植物が芽吹いたそうで、娘の名前にちなんで「カバ」と名付けましたとさ♪

うおーい、なんじゃそりゃ。






ネットカフェにいったり手紙を書いたりしてなんとか夕刻。
晩飯をたいらげ、ゲストハウスに戻ろうかなーと10時ごろ。

また雨が降ってきたので、売店の軒先で雨宿り。
すると、その店の警備員のトンガ人が、「今日、カバ飲むけど一緒に行く?」とお誘いを受け、
ひょういひょいついていくことに。
どうやら彼らは毎週月曜日に集まってはカバを飲んでいるらしい。



トンガのカバは効き目は薄目、フィジーくらいです。
だから酔っぱらうためにたくさん飲む必要が。。



トンガのカバの集いは男だけ。女性はカバを注ぎ分ける人一人だけ。
そして男の合唱がなぜか始まる。
これが綺麗な歌声で、ふわーっとした気分の中、タバコをふかしながらコーラスを聞くとなんとも幸せな気分。
よし、器のカバもそろそろなくなって来たぞ、と思った瞬間。



ちょっと待て、なんだその量?
注ぎ足されるなんて反則じゃないか!!


飲んでも飲んでも、そのたびに注ぎ足される。

飲む→歌う→飲む→歌う→飲む→注ぎ足される→歌う→飲む→歌う→飲む・・・・。
一向に終わる気配のないカバの供給。
カバを注いでいるお姉さまに、一体何時まで飲み続けるのさ、と聞いたところ、
翌朝まで飲み、歌い続けるとのこと。
恐怖のエンドレスカバナイト、始まったばかりのようです。。


サイトマップ
inserted by FC2 system