トルクメニスタン旅行記
地獄の扉へようこそ。

2012/11/19(月) 61日目 地獄の扉
【本日の行程:アシュガバード ⇒ ダルヴァザ】

仕事を辞めてまで行きたかった場所が二つありました。
一つはトケラウを含んだ南太平洋。
そしてもう一つが、ここトルクメニスタンにある地獄の扉です。

理由は、3週間の休みが取れても行けなさそうな場所だから。

トケラウは前回の旅で無事行くことができたので、
今回は残る「地獄の扉」を目指すことにしました。


つ、ついに!その姿を拝む日が!!





「地獄の扉」はダルヴァザ(デルヴェゼ)というところにあります。

朝をゆっくり過ごしたり、ダルヴァザ行きの乗り合いタクシーでなかなか人が集まらなかったりで、
アシュガバードを出発できたのが2時くらいだったんですね。
で、ダルヴァザに着いたのが夕方で、絶賛太陽が沈んでたわけ。

急いでガスクレーターへ向かいます。


こーんな道無き砂漠を、東北東に向かって90分前後歩きます。



日が完全に沈むと、彼方がうっすらと明るい方向があります。
それがガスクレーター、地獄の扉です。

ほーら、だんだん見えてきた。。



ほーら、炎も見えてきた。




近づいてみると。。。




燃えてる燃えてる!
これはガス田を調査中に地面が陥没して、それに火をつけたものだとか。
周囲にはガスの匂いが微かにするし、
つーか柵とかないから普通に死ねる。



そもそも、ここってオフィシャルな観光地じゃないのねー。
そして、見た目どおり、「危ないからそろそろ立ち入り禁止にする?」って話も出てるようです。
行くならお早めに!!



ここまで来るのに本当に寒かったんですが、
流石にガスクレーターの周りにいると熱風が来ます。
あったかい☆
でもふと、もし突風が来てこの穴に落ちたら、絶対に助からないだろうなーと思うと、
寒さとは別に身震いが。。

人気の全くない場所にぽかーんと開いていて誰も来ないので、
事故が起きても絶対に誰も助けに来てくれないのね。
完全自己責任の絶景ですね。



クレーターは、穴の全面積から炎が出てる、という訳ではなく、
まばらにガスの吹き出し口があるような感じ。



個人的にはバヌアツのヤスール火山の方がインパクト強かったけど、
これはこれでやっぱり凄いっ!
つーかこれのために仕事辞めちゃったしね。

お仕事に疲れたら、是非トルクメニスタンへ!!



帰り道、月明かりが砂漠を照らしていました。
砂漠には鉱石が散らばっているようで、地面が歩くたびにキラキラと光ります。
見上げると、北斗七星、オリオン座。

振り返ると、天の川がちょうどガスクレーターの方向に伸びており、
幾千の星達が地獄の扉へ吸い込まれていくようでした。

この広い砂漠、月明かり、満点の星空、この世界の中、私がただ一人。

そんな絶景の後のデザートを一人で味わいながら帰りました。









帰ったら、チャイハーネに来てたトルクメニスタン人がウォッカくれたwwww
ウォッカ、超アルコール強いwwwwwwww




トルクメニスタンはガイドブックを持ってきていないため、
今回の旅行は下記の二つのサイト様を参考にさせて頂きました。

WORLD RUNNER~世界一周旅日記~」様
takumiの世界ふらふら街歩き」様

私も情報をいろいろ書こうかなーと思ったのですが、
このお二方のサイト様の記事が完璧すぎて口を挟む余地がございません。
ということで、今回、最新情報という程度に、
お二方と違った点だけ軽く触れておきたいと思います。

・HOTEL SYYAHATからGUNDGAR BAZARYまでタクシーで行くと10マナトくらい
・GUNDGAR BAZARYからダルヴァザまで、交渉に失敗し乗り合いタクシーで30マナトかかる
・ダルヴァザの11月は寒すぎて野宿はほぼ無理。
・ダルヴァザのチャイハーネ(パーキングエリアの役目を果たす食堂)の室内で泊まると宿代として10ドルか30マナト。(居間に雑魚寝)
・上記チャイハーネでは枕と掛け布団付き
・缶ジュース=3マナト
・水=2マナト
・食事=6マナト
・トイレは屋外にありとっても汚い
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