南太平洋中毒の原因になった国。南太平洋にようこそ。
●2009/1/30(金)● 12日目● 水深60mまで潜ろう。
【本日の行程:エスピリッツサント島】
今日はあの、船尾に挑戦です。
インストラクターさんは先日、100mまで潜ったらしい超ベテランさん。
減圧停止は3回くらいやるらしい。
すげーな、このダイビング。
【クーリッジ:船尾(Stern)】
MAX61.0m AVE19.1m 水温28℃ 潜水時間70分
潜水9:19 浮上10:29
Air 250→二本目使用 透明度10m
今回のダイビングはまず、船の中腹あたりの海面から一気に潜行。
そのままCargo Hold #6と#7をちらっと見て船尾に行き、
COOLIDGEというロゴを船尾で見て、でかい舵を見て、
そのまま船体に沿ってゆっくり浮上。
その後、減圧停止を複数回行って浮上するそうです。
いつもどおりまずは遠浅を歩く。
いつもと違うのは、予備のタンクを持っていくこと。
途中、減圧停止を行う場所で予めこの予備タンクを置いておき、
減圧停止中に酸素が無くなっても予備として使えるようにするらしい。
なのでタンクにはレギュレーターも取り付けられている。
ということで、更にじゃぶじゃぶ泳ぎ、クーリッジ中腹あたりまで到着。
30mほど一気に潜行開始。
この一気に潜る瞬間が、海に落ちていくような、なんとも不思議な気分である。
クーリッジに無事たどり着いたら、船尾に向かって船体に沿うように更に深く潜っていく。
あれ?おかしい、なんだかドキドキする。
窒素酔いが始まったな。。
スイミングプールで50mを超えたときに初めて窒素酔いを経験し、
自分が窒素酔いになると判断力が鈍りパニックになりやすいことは既に経験済み。
とにかく、落ち着くように心がける。
ダイブコンピューターを見ると既に50m越え。
ふと上を見上げると、海面は遥か彼方。
これは何か事故が起きても海面には上がれない距離だなー。
ふと下を見下ろすと、海底が見えない。
深度50mなのに、海底は更に下なのか。
これは溺れて沈んだら浮き上がって来れないなぁ。
今、自分の命を繋いでいるのは、
このレギュレーターという空気を送る管一本だけ。
ねぇ、これ、外れたら死ぬんじゃない?
俺、死ぬんじゃない?
ここで?海の深さ50mで死ぬの?
絶対に誰も助けてくれない状況だよね?
ヤバイ、海面に上がりたい。
でも海面は50m以上頭上だし、
ここまで深く潜ってしまったら減圧停止が絶対必要だし、
自分はダイブコンピューターに基づいてでしか減圧停止の時間が分からないから、
たぶんイントラ無視して今勝手に浮上したら絶対に死ぬ。
じゃあもっと深く潜ればいいの?
もう下に行けばいいの?
落ち着け、落ち着け俺!!!!
これが窒素酔い中のかるーいパニック思考でした。
で、インストラクターさんは窒素酔いしてないのかなーと思ってたら、
あんなにクールだったインストラクターさんが、
船体に着いてる大きな機関銃を目の前にして大はしゃぎ(笑)
駄目だ、この人キャラが変わっている!
ここでパニックになっても、自分が落ち着かないと死ぬ!
人生で一番、集中力を使いました。。
その後、荷物を入れる大きな穴を見るだけと言っていたのに中まで入って寄り道をし、
なんだかんだで船尾に到着。
61.0m
目の前にはついにCOOLIDGEの文字が!
本当に船尾に来たんだ、す、すごい、なんだか良く分からないが
物凄く感動してる気がする!!
たぶん、ここまで来れた自分に感動していたのだと思います(笑)
船尾をぐるーっと回って今度は大きな舵を見る。
これが199mの船の方向を決める舵かぁ。
あ、イントラさん、私もう怖いんで早く浮上したいです。
もう舵はそんなに時間掛けなくて結構です(涙)
そうしてゆっくりと船体に沿って浮上していく。
ダイブコンピューターの数値も30mを下回ると、
窒素酔いのパニックもだいぶ落ち着いてきた。
なんだか目の前には魚がうじゃうじゃいるぞ。
クーリッジって、本当にすごいダイビングなんだなぁ。
本当に、本当に貴重な経験でした。
クーリッジ号、ありがとう!!
で、ですね。
実際に50mより深く潜っていたのは10分とか15分くらいだったんですね。
なんでトータルで70分も潜っていたかと言うと。
40分くらいは減圧停止してました。。
16mくらいで15分とかかなり長い時間止まり、
それが終わったら10mで15分の停止、
さらにそれが終わったら5m付近で10分停止、のような感じで、
体に溜まっているはずの窒素をゆっくり抜いていきます。
こんなダイビングがあるんだー。
減圧停止中は瞑想がおすすめ☆
最後の減圧停止ではついにタンクの酸素残量が50のバーを下回る。
だいたい50の値が酸素に注意を払わないといけない目安。
なのでここで、予め沈めておいた予備タンクを引っ張り出してきて、二本目を吸引開始。
すげーな、本当にテクニカルダイブだな。
そんな、全てがはじめてのS.S.プレジデントクーリッジ号ダイビングでした。
アクアマリンさん、貴重な経験、本当にありがとうございました!!
●2009/1/30(金)● 12日目● 水深60mまで潜ろう。
【本日の行程:エスピリッツサント島】
今日はあの、船尾に挑戦です。
インストラクターさんは先日、100mまで潜ったらしい超ベテランさん。
減圧停止は3回くらいやるらしい。
すげーな、このダイビング。
【クーリッジ:船尾(Stern)】
MAX61.0m AVE19.1m 水温28℃ 潜水時間70分
潜水9:19 浮上10:29
Air 250→二本目使用 透明度10m
今回のダイビングはまず、船の中腹あたりの海面から一気に潜行。
そのままCargo Hold #6と#7をちらっと見て船尾に行き、
COOLIDGEというロゴを船尾で見て、でかい舵を見て、
そのまま船体に沿ってゆっくり浮上。
その後、減圧停止を複数回行って浮上するそうです。
いつもどおりまずは遠浅を歩く。
いつもと違うのは、予備のタンクを持っていくこと。
途中、減圧停止を行う場所で予めこの予備タンクを置いておき、
減圧停止中に酸素が無くなっても予備として使えるようにするらしい。
なのでタンクにはレギュレーターも取り付けられている。
ということで、更にじゃぶじゃぶ泳ぎ、クーリッジ中腹あたりまで到着。
30mほど一気に潜行開始。
この一気に潜る瞬間が、海に落ちていくような、なんとも不思議な気分である。
クーリッジに無事たどり着いたら、船尾に向かって船体に沿うように更に深く潜っていく。
あれ?おかしい、なんだかドキドキする。
窒素酔いが始まったな。。
スイミングプールで50mを超えたときに初めて窒素酔いを経験し、
自分が窒素酔いになると判断力が鈍りパニックになりやすいことは既に経験済み。
とにかく、落ち着くように心がける。
ダイブコンピューターを見ると既に50m越え。
ふと上を見上げると、海面は遥か彼方。
これは何か事故が起きても海面には上がれない距離だなー。
ふと下を見下ろすと、海底が見えない。
深度50mなのに、海底は更に下なのか。
これは溺れて沈んだら浮き上がって来れないなぁ。
今、自分の命を繋いでいるのは、
このレギュレーターという空気を送る管一本だけ。
ねぇ、これ、外れたら死ぬんじゃない?
俺、死ぬんじゃない?
ここで?海の深さ50mで死ぬの?
絶対に誰も助けてくれない状況だよね?
ヤバイ、海面に上がりたい。
でも海面は50m以上頭上だし、
ここまで深く潜ってしまったら減圧停止が絶対必要だし、
自分はダイブコンピューターに基づいてでしか減圧停止の時間が分からないから、
たぶんイントラ無視して今勝手に浮上したら絶対に死ぬ。
じゃあもっと深く潜ればいいの?
もう下に行けばいいの?
落ち着け、落ち着け俺!!!!
これが窒素酔い中のかるーいパニック思考でした。
で、インストラクターさんは窒素酔いしてないのかなーと思ってたら、
あんなにクールだったインストラクターさんが、
船体に着いてる大きな機関銃を目の前にして大はしゃぎ(笑)
駄目だ、この人キャラが変わっている!
ここでパニックになっても、自分が落ち着かないと死ぬ!
人生で一番、集中力を使いました。。
その後、荷物を入れる大きな穴を見るだけと言っていたのに中まで入って寄り道をし、
なんだかんだで船尾に到着。
61.0m
目の前にはついにCOOLIDGEの文字が!
本当に船尾に来たんだ、す、すごい、なんだか良く分からないが
物凄く感動してる気がする!!
たぶん、ここまで来れた自分に感動していたのだと思います(笑)
船尾をぐるーっと回って今度は大きな舵を見る。
これが199mの船の方向を決める舵かぁ。
あ、イントラさん、私もう怖いんで早く浮上したいです。
もう舵はそんなに時間掛けなくて結構です(涙)
そうしてゆっくりと船体に沿って浮上していく。
ダイブコンピューターの数値も30mを下回ると、
窒素酔いのパニックもだいぶ落ち着いてきた。
なんだか目の前には魚がうじゃうじゃいるぞ。
クーリッジって、本当にすごいダイビングなんだなぁ。
本当に、本当に貴重な経験でした。
クーリッジ号、ありがとう!!
で、ですね。
実際に50mより深く潜っていたのは10分とか15分くらいだったんですね。
なんでトータルで70分も潜っていたかと言うと。
40分くらいは減圧停止してました。。
16mくらいで15分とかかなり長い時間止まり、
それが終わったら10mで15分の停止、
さらにそれが終わったら5m付近で10分停止、のような感じで、
体に溜まっているはずの窒素をゆっくり抜いていきます。
こんなダイビングがあるんだー。
減圧停止中は瞑想がおすすめ☆
最後の減圧停止ではついにタンクの酸素残量が50のバーを下回る。
だいたい50の値が酸素に注意を払わないといけない目安。
なのでここで、予め沈めておいた予備タンクを引っ張り出してきて、二本目を吸引開始。
すげーな、本当にテクニカルダイブだな。
そんな、全てがはじめてのS.S.プレジデントクーリッジ号ダイビングでした。
アクアマリンさん、貴重な経験、本当にありがとうございました!!