キリバス旅行記
世界で一番早く一日が始まる国。太平洋の真ん中に浮かぶ南の島。

2010/11/20(土) 8日目 雨水<ヤングココナッツ
【本日の行程:アバイアン島】

「あ、あの、水を買いたいのですが。。」

「水なんないわよ!雨水でいいじゃない?」

「いや、でもっ。。」

「ヤングココナッツじゃ駄目なの?」




だ、か、ら、水が欲しいのっ、
ココナッツじゃ嫌なの!!(涙)

知ってますか?ヤシの実を割ると、中には大量の水が入っているんです。
いわゆるココナッツジュース。
結局雨水よりはココナッツジュースのほうが安全という結論に達し、
木に登ってヤシの実を落としてもらいました。。

ふたを開けてみれば、
この宿は水道も通っていなければ電気も通っていません。もちろん水シャワーでした。
唯一、便所が水洗だったのが不幸中の幸いか。。


あまりに暇で、早速、持って行っていた本をすべて読み切り、
早くも万事休すな状態。
かといってこの村、すでに散策は終了しています。

なんか村っていうより、学校の敷地内な雰囲気なんですよね。
そしたら案の定、ここ、学校でした
おいっ、なんで俺、学校に泊まってんだよ!?



ここに住んでる人に話を伺うと、どうやらその人は教師でここに住んでるらしい。
正確に言うと、この人は3年くらいここに住んで、
任期が終わればまた違う学校のそばに住むらしい。

さらに話を聞いて特殊なのは、
ここ、Boarding schoolっていって、
離島の子たちが何か月も泊まり込みで勉強するスタイルの学校らしい。

Boad=~に乗り込む。
英語の授業で習ったなー。
離島に住む子供たちにとっては、この学校全体が船みたいなもんなのか。


この学校は16歳から20歳前後の生徒さん400名が泊まり込みで勉強するらしく、
今は13週間勉強した後の、長いクリスマス休暇でみんな実家に帰っている時期らしい。
11月中旬から来年の2月第一週までの長期休暇。
どうりで廃墟みたいな雰囲気だと思いましたよ。




キリバスの義務教育は、6歳から20歳前後まで。
ほぼ無料らしいけど、大学はキリバスにないからフィジーに行くらしい。

といっても大学に行くようなお金があるはずもなく、
大学に行けるのは、成績上位50名ほどの奨学金受給者らしい。
また、フィジーの大学に行くときは、
ちゃんとキリバスに戻ってくるようにというサインも書くらしい。

大学に行った人は、大体は政府関連の仕事に就くんだって。

結局今日はどこに行くでもなく、
キリバスの教育事情についてあれこれ聞いて終了。

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