ナウル旅行記
鳥の糞でできた島。。戦争、採掘、援助。
日本人はナウルを知らないが、ナウル人は日本のことをよく知っている。
そんな、不思議の国のナウル。

2010/11/27(土) 15日目 ヒッチハイク&徒歩で島一周
【本日の行程:ナウル】

寝汗を流そうか、シャワーの蛇口をひねるも何も出てこない。
またか。。

このホテルは、水が出ないときがしばしある。
経験則からいうと大体11時~4時頃はすべての水が止まるのだが、
一概に必ずこの時間というのはやはり決まってはいない。
水は使いたい時に使っておかなければならないのである。

昨日シャワー浴びそびれたのに。。
そう後悔しながら、ホテルに併設された小さな商店へ向かう。
スニッカーズが1本2ドル。
日本では絶対に手を出さない価格帯まで跳ね上がっているが、
出発して2週間、そろそろチョコレートを食べたくなり、我慢できずに購入する。

チョコレートが入っている冷蔵庫に電気が通っていない。。

この国は定期的に電気が止まる。
それもかなりランダムに止まる。
こちらは水ほど頻繁に止まるわけではなく、気づけば止まっているといった感じ。
一度夜中に電気が止まったことがあり、
このホテルだけ止まったのか確かめるべく外を眺めると、
やはり町全体が止まっているようだった。
また島全体が一斉に消えるわけではなく、地区ごとに消えているようだ。

パソコンを充電しておけば良かった。

つまりあれです。
いよいよもってやることが無くなってきたぞ。

もうどこに何があるか分からない。
ダイビングもできるかどうか分からないまま問い合わせ先から反応なし。
「やることがないんですー」と聞けば。
「島一周でもすればー(笑)」と返ってくる始末。

えー、やりましょう、やりましょうとも島一周!!



ということで、わが宿、OD-N AIWO HOTELのあるAiwoからスタートです。

・Aiwo
この国の経済中心地?鉱石を積む大きな施設が海に建設されている。

・Denigomodu
採掘が盛んだったころ、ツバル、フィリピン、フィジー、キリバスなど、あらゆる国の出稼ぎ労働者が住んでいたところ。今は廃墟的な。。


・Nibok
この国に初めて宣教師が来たことの記念碑が建っている。


・Uaboe、Baiti
ヒッチハイクしたから知らん。

・Ewa
この国で一番大きいと思われるションピングセンターがある。といっても期待は禁物。近所の西●以下のクオリティー。


・Anetan、Anabar
ひたすら海岸沿いの道路。歩くと気持ちいいが、とにかく長い。ところどころ日本軍のトーチカがあるが、残念ながら今はごみ箱のような扱いに心痛む。。


・Iiuw
島で一番きれいと思われる海岸がある。


・Anibare
JAICAの協力で建造されたちょっとした港があるも、寂れている様子。

・Meneng
島で一番大きい立派なホテルがある。

・Yaren
空港と、その向かいに政府関連施設、および国会がある。首都を強いて言うならばばここらしい。

・Boe
空港とAiwoの間。これといって特筆すべきものはなし。

・Bunda(おまけ)
島の中心にある唯一の地区。Aiwoから伸びる道路でしか行くことができない。地区の中心には大きな汚い池が佇んでいる。



歩くと3時間、とのことですが、自分のことをすっかり忘れていました。
自分、女子より歩くのが遅いんです(涙)
昼の2時過ぎに島の南西のAiwoを出たのに、
「この島は退屈でしょ」と言っちゃうような幸せなご一家の車をヒッチハイクもしたのに、
島を時計回りにぐるっと歩いて、日が暮れる7時ごろにはやっと島の南東に位置するMeneng。

日が暮れると、想像通り真っ暗なんですよー(涙)
ボコッ!と隣でヤシの実が地面に落ちた鈍い大きな音がするんですよー(涙)

もう暴漢に会うとかそういうのじゃなくて、
とにかくヤシの実が頭上に落ちて死なないか怖くなり、
車が通ればかならずヒッチハイク!

7台目くらいでやっと止まってくれた車は、
偶然にも同じ宿に泊まっているフィジー人とパプアニューギニア人方の車でした。
自分は彼らを覚えていなかったのに、向こうはこちらを覚えてくれていたらしい(涙)

工場のオイルに関する何かをしているらしい。
クリスマス休暇で2週間くらいは母国に帰れるのだけど、
仕事自体が終わるのは来年とか再来年だとか。
この島で2年はきついだろうなー。。

こうして、ついに島でできるすべてのことをやりつくしたのでした。
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